Thursday, April 4, 2024

colorado springs

標高2000メートル。 酸欠にならずにどうやってソロを滑りきるか、ツアーが始まってから一番心配だったコロラドはコロラド・スプリングス。

ここにはアメリカスケート連盟の事務所があって、併設してミュージアムもあるのですが、行ったことのないキャストがいたので、友人が連盟で働いていることもあって、自分も久し振りに行ってみることに。

受付にいると、すでに自分が行くことが伝わっていて、友人が連盟事務所を全て案内してくれて、他にも数人知り合いがいたことにびっくり。

友人が手配してくれて、このミュージアムのコレクションを管理している人が案内してくれるとのこと。

先シーズンのアメリカのチャンピオンのコスチュームも全て展示してありました。 これは借り物らしく、今しかないようです。

中央の展示室にはリレハンメルの金メダリスト”クリスティ・ヤマグチ”と長野オリンピックの金メダリスト”タラ・リピンスキー”のメダルとコスチューム。

案内をしてくれている人が、”クリスティとタラとどっちがいい?”と聞くので、どうして?と聞くと、メダルを持たせてくれるとのこと。。 そんなサプライズを用意してくれていたなんて。。友人に感謝です。

やはり持つならクリスティと言うことで、重量のあるメダルを触らせて頂きました。

ちなみにタラのメダルが事こちら。 この時のメダルは漆も使われていて話題になったのを覚えています。

スケーターとしてハリウッド女優になったソニヤ・ヘニーの展示。

稲田悦子先生の出場したドイツでのオリンピックで三連覇をしたのがソニヤ・ヘニー。

札幌オリンピックの際のジャネット・リンのアイコニックなコスチューム。

友人に”ジャネット・リン”は札幌オリンピックの後に日本ではアイドルみたいに有名になったんだよ”と話しても”へぇ~。。”といった反応。


スコット・ハミルトンのコレクション。

自分がちょうどスケートを始めたばかりの時に開催されたカルガリー・オリンピックで鮮やかな優勝を飾ったのがブライアン・ボイタノ。 この時のナポレオンの演技も衣装もとても印象的。

アンディ・ウォーホールの描いたドロシー・ハミル。

ブロードムーア・ホテル。 Destination Resort in Colorado Springs | The Broadmoor


度々ブログにも登場する世界選手権に向かう際に事故に遭遇したアメリカ選手団のメモリアル。

ホテル内には野生のシカもウロウロ。

せっかく天気も良かったので、湖と山の眺めが素晴らしいホテルのバーへ。

なんとか、酸素ボンベを使いつつショーもこなすことが出来ました。 シーズン一番の難関を突破!

sun valley

なかなかブログの更新が遅れてしまいましたが、この週はアイダホのIdaho Falls。 2日の休みがったので、友人を訪ねてスキーリゾートとして有名なサンバレーへ。

車で2時間程度の場所なのですが、道中は雪景色。 普段では見ることもないとても美しい景色が広がっています。

案内板もないのですが、幹線道路のすぐ横にあるのが”Wild Rose”という温泉。 近辺にはちゃんとした温泉施設もあるようなのですが、車を止めて脇へ入っていくと湯気の立っている池を発見!

中を覗くと魚が泳いでいて、煮魚になっていないということはぬるめのお湯??

火山岩のゴロゴロした場所なので、どこに座るか難しいですが、足を入れてみるとちょっと体温よりは低いくらいの温度でした。  Wild Rose Hot Springs - ULTIMATE HOT SPRINGS GUIDE

いとこの旦那さんがフライフィッシングが大好きで、その旦那さんが一度は来たいと言っている場所がシルバー・クリーク。 


売店には毛鉤や釣り具なども並んでいます。

丘の上から眺めたシルバー・クリークの景色。

サンバレーのロッジ。 ここを利用する映画俳優やスキーヤー、スケーターの写真も並んでいます。


ここが有名な屋外リンク。 友人がリンク・マネージャーなので、好き放題滑らせてもらえます。 有り難い!






夏には広大なポテト畑であろう雪原。

Friday, December 29, 2023

norfolk


これだけアメリカ中ツアーをしていても、まだまだ来たことのない町はあるもので、今週はヴァージニア州のノーフォーク。 

ノーフォークはイギリスがヴァージニアに入植した頃から重要な港湾都市で、独立戦争、南北戦争と、常に軍事的に大きな役割を果たしてきましたが、現在も世界最大の海軍基地となっています。

今年はロングビーチで戦艦アイオワを見学しましたが、ここにもアイオワとほぼ同サイズで、世界で最後に退役した戦艦ウィスコンシンが博物館として展示してあります。




NYのクリスマス・マーケットで見つけたB29爆撃機の一部で作られたブレスレットも持参して平和のお祈り。





艦内にあるチャペル。




この艦も朝鮮戦争も終わると、あまり活躍することもなく、しばらくの間フィラデルフィアに係留されて痛みも激しかったようですが、その後アイオワと同じく改修されて湾岸戦争へ参戦したので、その際にはトマホークが搭載されました。 しかし、この時代ではすでに大型戦艦の活躍する時代ではなくなってき始めていたようですね。




ここにはかのマッカーサー元帥のお墓とミュージアムもあります。




1951年に任務を解任されて第一生命ビルを離れる際にも使用していたクライスラー。


日本軍の軍服や日の丸も。

これは日本軍の飛行機の残骸で作られたブレスレット。

1951年の彼の71歳の誕生日に神奈川県民から贈られた胸像。

もともと裁判所だった建物が彼と奥さんの墓所兼博物館となっています。


中はドームのようになっていて、規模は小さいものの、雰囲気はパリのアンヴァリッドのナポレオンの墓所のよう。

ここに奥さんと共に眠っています。





日本軍の装備などの展示。


1945年9月2日。 東京湾に浮かぶ戦艦ミズーリの上で行われた降伏調印式。 当初連合軍側は昭和天皇をマニラまで呼び、マッカーサーに降伏をするべきと言う意見があったものの、マッカーサーは相手に屈辱感を与えるのは時代遅れであり、威厳にあふれる戦勝終結の儀式を行う必要があるということでこのような形になったそうです。


調印文書のレプリカ。


マッカーサーは5本のペンを用意していたそうなのですが、これはそのうちの1本。


日本から贈られた品々。


GHQのマッカーサーのオフィスのあった、皇居にほど近い第一生命ビルに置かれていた時計。 このマッカーサーのオフィスは非公開ですが、以前仕事で第一生命本社に挨拶へ行かせてもらった際見学させてもらったことがあります。 大変貴重な機会でした。


香淳皇后良子(ながこ)様の直筆入りの写真。


戦犯に関する展示。


東条英機の日本刀。


東條英機が自殺未遂をした際の32カリバーの弾。 写真は生々しかったので加工しました。

こちらは東条英機のピストル。

マッカーサーの姿に欠かせないのがこの三点セット。




ギフトショップにはコーンパイプも。

降伏文書。


彼のモデルのレイバンまでありました。

ノーフォークは古い街並みも残っていて、散策も楽しいです。



随分と日本ともかかわりの深い町でした。